●小学校の入学式●
子供が6〜7歳のときに、小学校の入学式を迎えます。子どもたちはまだ自我が発達しておらず、自分であれをしよう、これをしようと、考えることができない年齢です。そのため、入学式では、新入生に何かをさせるというよりも、上級生が新入生を歓迎するイベントを盛り込んでいるところが多いようです。新入生が退場するときに、上級生が手でアーチを作って、その中を新入生が通っていくようにしたり、上級生が楽器を演奏して歓迎したりします。子どもに付き添って参加する保護者の率が高いのも、この年代の大きな特徴です。小学校は幼稚園などを除いて、本格的に子どもを手の届かないところへ通わす最初の機会でもあり、親にとっては心配で仕方のない時期といえるでしょう。●中学校・高校の入学式●
ある程度、成長した子どもたちが入学するので、小学校の入学式と雰囲気は多少異なってきます。多くの中学校の入学式は、式辞、来賓者挨拶、在校生の祝辞、新入生の答辞など、オーソドックスなプログラムが組まれていますが、一部の中学校や高校では、在校生が主体となって式を運営するところもあります。新入生の答辞には、入学試験が必要な学校の場合、受験で一番点数の良かった新入生が代表者に選ばれることが多いようです。小学校の入学式に比べ、必ず新入生が横一線でスタートするわけでないはないのも、この年代の入学式の特徴です。保護者の出席率も小学校の入学式に比べると低くなる傾向があります。子どもがある程度自立していることが影響しているのでしょう。しかし、小学校、中学校、高校、大学、すべての入学式に参加するという保護者も大勢います。入学式に参加するか、しないかは保護者の意識によるものが大きいようです。●大学の入学式●
大学の入学式は多種多様です。もちろん、学長の祝辞などある程度共通しているものはありますが、会場の規模やセレモニーなどは大学により異なります。大学の中には自分の敷地内で入学式を開くことができず、日本武道館など、公共の施設を使用して入学式をおこなうところもあります。さらに、入学者が数千人規模になる大型の総合大学では、新入生と保護者を別々の会場に分けるところもあります。そのような場合は、新入生の会場で式がおこなわれ、保護者の会場ではその様子をテレビ中継しているところが多いようです。全国的に有名な大学になると、保護者も鼻高々といった感じで入学式に参加することが多く、中には祖父母、両親、兄弟など、家族全員が参加する世帯もあります。